多言語ブラウザを利用するには,まずビューアのJavaアプレットをWWWブラウザ上に呼び出す必要がある.
WWWブラウザからMHTMLサーバのURLを指定して開くことにより,ビューアがダウンロードされ,WWWブラウザのページ上で起動する(図).
ディスプレイの解像度によりアプレットが画面内に収まらない場合やアプレットが小さすぎる場合は,後述の画面サイズ変更メニューにより適切なサイズに変更することができる.
利用者のWWWブラウザ上で動作するビューアの外観と各部分の機能を図に示す.
なお,これはUnix版のNetscape Navigator上での外観であり,プラットフォームやWWWブラウザが異なる場合には外観も若干異なる場合がある.
URL入力フィールドに閲覧したい文書のURLを入力する. 次に,言語選択メニューからその文書で使用されていると思われる言語を指定する.
URL入力フィールドで改行キーを押すか再読み込みボタンをクリックすると,指定したURLの文書が読み込まれ,画面上に表示される. 言語の指定が文書の符号化方法と異なっていて文字化けが起こった場合は,言語選択メニューで言語を選択し直してから再度再読み込みボタンをクリックする.
文書中のリンク部分は文字が青色で下線が引かれている.この部分にマウスカーソルを合わせてクリックすることで,リンク先の文書が読み込まれる.
インラインイメージはページ上には表示されず,そのイメージへのリンクとして実現している.
リンクは水色の正方形で表わされる.
この部分をクリックすると,別のウィンドウ上にそのイメージが表示される.
インラインイメージそのものがリンクになっている場合は,イメージへのリンクが水色の正方形で,その右にリンク先の文書へのリンクが青色の正方形で表される.
なお,IMGタグにALT属性が含まれている場合は,青色の正方形の代わりにその文字列がリンクとして表示される.
表示の例を図に示す.
閲覧したい文書の言語を変更する場合には言語選択メニューを使用する. 言語選択メニューはプルダウンメニューになっており,メニュー部分をクリックするとメニュー項目が現れる. ここで変更したい言語をマウスのドラッグにより選択し,マウスを離すことでその言語が選択される. 選択された言語は次に変更するまで有効である.
アプレットの画面サイズを変更したい場合には画面サイズ変更メニューを使用する. 画面サイズ変更メニューはプルダウンメニューになっており,メニュー部分をクリックするとメニュー項目が現れる. 画面サイズはS(mall),M(edium),L(arge)の3段階で切り替えることができる. なお,画面サイズの初期値はMである. ここで変更したいサイズをマウスのドラッグにより選択し,マウスを離すことでアプレットそのサイズに変更される.
前ページボタンをクリックすると,履歴中の前のページが表示される. 次ページボタンをクリックすると,履歴中の次のページが表示される. なお履歴には最後に訪れた5ページ分が記憶されている.
再読み込みボタンをクリックすると,現在表示されている文書を現在指定されている言語で再び読み込む. 文書を表示させた後に言語の選択が間違っていたことがわかった場合は,言語選択メニューで言語を選択し直してから再読み込みボタンをクリックする.
なお,URL入力フィールドでリターンキーを打つことでも同様の動作をする.
転送中断ボタンをクリックすると,現在ロード中の文書の転送を中断する. ネットワークの混雑などで長時間待っても文書が表示されない場合などに用いる.
ソース文書表示ボタンをクリックすると,WWWブラウザの新しいウィンドウを開き,そこに現在表示されている文書を表示する. WWWブラウザ上で表示させるため,端末上に必要なフォントがない場合にはその部分は当然文字化けするが,ビューアで実装されていない機能を利用するための補助的な機能として用いる.
一画面に収まらない文書のスクロールは,スクロールボタンをクリックすることによって行う.
各スクロールボタンの機能を表に示す.